コロニアル屋根を塗装する際の注意点|長野県 共立塗装商会
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コロニアル屋根の塗装を
行う時は注意しましょう!
雪の多い長野市。コロニアル屋根は寒冷地にはあまりおすすめしない屋根材ですが、意外と多くの住宅に使用されています。
こちらは、コロニアルの屋根の写真です。劣化が進んでおり、苔、汚れが付着して基盤が劣化しています。
早めに塗装防水塗装をしないと、カビ、藻が生え、さらに放置すると、コロニアルの基盤が割れたり、クラックが入ってしまいます。屋根の張替になってしまい大きなお金がかかってしまうこともあります。
ここでは、タスペーサーを使用した施工のメリットをお話しいたします。
なぜ、縁切りが必要なの?
タスペーサーって何?
1.縁切りしないと雨漏り?
スレート屋根材に塗装をすると、屋根材と屋根材の間に塗料が入って接着した状態になります。毛細管現象で吸い上げられた雨水を排出できなくなり、下地材の腐食から最悪の場合は雨漏りに発展することもあります。
2.毛細管現象って何?
水が狭いところに入ろうとする力が働き、重力に反して水が吸い上げられる現象のことを言います。
管と水の表面張力によって引き起こされます。
3.縁切りとは
縁切りとは、屋根塗装完成後に皮すきやカッターなどの工具を使って、塗膜を剥がしていくことです。「バリバリ」「メキメキ」と音を立てながら、完成した屋根の上を歩いて作業していきます。重なりあった塗料がなかなか乾かずに再度くっついてしまうこともあります。
4.タスペーサー工法
タスペーサーを使用することで、隙間を一定以上確保できます。プライマー施工後にタスペーサーを挿入後、上塗り塗装をいたします。水分の吸い上げを軽減でき、適切な通気性を確保できます。仕上がった屋根の上に乗ることもありません。
おすすめのケース
タスペーサーのコストはどのくらい?
一般住宅の屋根で平均1,000個前後のタスペーサーを使用します。
作業時間は1人で2時間~3時間くらいですみます。コストは3万円~4万円前後(税抜)の追加になりますが、是非検討してみてください。
割れやすいと言われることはありますが、タスペーサーの適正な挿入個所で、急激に荷重を加えたりしなければ、割れることはありません。また熟練した職人が適正な個所を知っているから安全です。
よくあるご質問
どんな屋根に必要?
塗装は剥がれませんか?
2液型と言われている塗料を強靭にして3回塗り工法です。
使用する塗料は安全ですか?
タスペーサーが取り付けられないケース
無石綿スレートの初期製品の一部に、タスペーサーを取り付けられずヒビわれを誘発するおそれのある商品があります。
専門家に見てもらい、取り付けが可能か確認する必要があります。
縁切りのデメリット
・塗装後の工事になるのでせっかく塗った塗膜が剥がれてしまう。
・屋根材の小口部分が破損することが多く、仕上がった屋根面に足跡を付けてしまう。
・塗装完了後、翌日の縁切りでは再び上下が密着してしまうことがある。
・作業に要する時間がかかる。
お施主様も確認できます。
化粧スレートを塗装する際には塗膜縁切りは絶対に必要な工事になります。
どの工法が適切か、説明責任を果たす業者に依頼するのがベストです。