2020/04/02
外壁塗装を決めた際に気になるのは、2種類の塗料の違いではないでしょうか。
しかし塗料は普段の生活で使用しないため、違いがわからないのが普通です。
そのため今回は外壁塗装に使用される2種類の塗料の違いとそれらのメリットとデメリットについて説明していきたいと思います。
□そもそも2種類の塗料ってなんなの?
塗料には水性塗料と油性(溶剤)塗料の2種類があります。
塗料にはウレタンやシリコンなど沢山の種類があるのですが、その全てにも上記2つの塗料の違いがあるのです。
次にこの2種類の塗料の区別の基準について見ていきましょう。
前提として外壁塗装の塗料に含まれる「顔料」「樹脂」「添加物」は液体ではなく固体なので、そのまま壁に塗る事はできないため、必ず液体で溶かす必要があります。
そしてこの時に塗料を溶かす液体が水であれば水性塗料、シンナーで溶かすならば油性塗料として区別されます。
ここで、シンナーで溶かしたのにどうして油性塗料と呼ぶのと疑問に思った人もいるのではないでしょうか。
その答えは水性塗料の反対として理解しやすいように、名付けたためです。
また溶剤で溶かされているため溶剤塗料とも呼ばれています。
ここではわかりやすいように油性塗料に表現を統一しておきます。
□水性塗料と油性塗料をを比較して、メリット・デメリットをみてみよう
*まずそれぞれのメリットを紹介します。
水性塗料のメリットは以下の3つです。
・匂いが少ない
・値段が安い
・安全性が高い
油性塗料のメリットは以下の4つです。
・長持ちしやすい
・低温でも乾燥させやすい
・雨水に強い
・艶を維持しやすい
*次にそれぞれのデメリットを紹介します
水性塗料のデメリットは以下の4つです。
・油性と比べると寿命が短い
・塗装できない下地が多い(ex:鉄)
・艶が落ちやすい
・低温では塗れない
油性塗料のデメリットは以下の2つです。
・匂いが強い。
・価格が少し高い
上記をまとめると、水性塗料は匂い、値段、安全性の3つの点で油性塗料よりも優れているとわかりました。
それに対して、油性塗料は長持ちしやすい、低温でも使用できる、多くの下地に利用できるという3つの点で水性塗料より優れているとわかりました。
*結局どっちがいいの?
塗る対象や環境によるため、一概にどちらがいいかを選択はできません。
外壁や屋根の劣化状況や近所との関係や季節などを総合的に判断する必要があるので、実際に家の調査を行った外壁塗装業者の判断に委ねることが最も賢明です。
□まとめ
今回は外壁塗装で使用されている水溶塗料と油性塗料の2種類についてメリットとデメリットを踏まえて紹介してきました。
外壁塗装を行う際には、これらの特徴を参考にしていただけると幸いです。