2020/03/21
「外壁も剥げてきたので、外壁塗装をしたいけど臭いがきついって聞くし、近所関係が気になって踏み出せない」とお悩みではないでしょうか?
そこで今回は、塗装に伴う臭いが続く期間と、臭いの対策について具体的に説明していきたいと思います。
□外壁塗装による臭いの原因と継続時間は?
外壁塗装をする際の臭いの原因は塗料によるものです。
つまり臭いが発生するのは塗料を使用する塗り替え工程です。
塗替え工程は下塗り、中塗り、上塗りの3つに大別できます。
下塗りは中塗りと上塗り工程の塗料を密着させることを目的として、シーラーやサーフェイサーといった塗料を用いて行われます。
それに対して中塗りと上塗りは仕上げ塗料を用いて行われます。
また一般的な戸建ての建物なら、塗料を扱う期間は、それぞれの工程に1日ずつを割り当てた合計3日間です。
そして重要な点は、臭いがするのは塗替え工程のうち中塗りと上塗りを行う2日間と1日の乾燥期をあわせた合計3日ほどしかないことです。
さらに嬉しいことに現在の塗料は、改良を繰り返された結果、臭いが少ない塗料を使用すれば、臭いに敏感な人であっても1日程度で臭いが気にならない程度になっています。
しかしそうは言っても臭いが完全に消えるわけではないので、以下で具体的な臭い対策を紹介していきます。
□塗装に伴う臭いの具体的な解決策は?
具体的な臭い対策としては、臭いが少ない水性塗料を選ぶ、F☆☆☆☆の塗料を選ぶ、塗る順番を工夫してもらうの、主に3つがあります。
1つずつ順に紹介していきます。
水性塗料は臭いの原因であるシンナーをほとんど使用しないので、油性塗料を使用した場合と比較すると臭いを抑えることが可能です。
しかし水性塗料は耐久面で油性塗料に劣っているなど一長一短なので、使用する状況や目的によって使い分ける必要があります。
F☆~☆☆☆☆はJIS規格のマークで、シックハウス症候群の原因の1つであるホルムアルデヒドの放散の量を表しています。
したがって臭いを抑えるためには、室内でも制限なく使用できて、人体への悪影響が少ない最高ランクのF☆☆☆☆を使用しましょう。
塗る順番を工夫してもらうことで、換気ができるタイミングが早まり、家中を締め切る必要がなくなります。
例えば外壁1面だけを1日早く塗ってもらうことで、次の日の作業中にその窓を開けて、換気しながら作業を行えます。
□まとめ
今回は外壁塗装の臭いの原因と継続時間、そしてその臭いの解決方法について説明してきました。
臭いの原因は塗料であり、継続時間は一般的な戸建てなら、乾燥期を含めた3日間ほどでした。
そして解決方法は水性塗料の使用、F☆☆☆☆の使用、塗る順番を工夫してもらうという3つがあるのでした。