2019/04/09
「そろそろ家の外壁に粉が目立ってきたな…」
「屋根に藻ができてきたな…」
一戸建ての住宅にお住みの方は、このようなお悩みをお持ちになられることも多いですよね？
このような事態に気付いた時が外壁塗装をし直す時期とされています。
塗料には油性と水性があることはご存知でしょうか。
これらの特徴について詳しく知らない方も多いかもしれません。
今回はそのような方に向けて、水性塗料と油性塗料のそれぞれの特徴について比較しながらお話しいたします！
□水性塗料の特徴
水性塗料は、顔料のような塗料の素となる成分を水に溶かしたものです。
そのため、塗料の伸びがよく、作業後の汚れの処理といった後始末が容易です。
また水性塗料はシンナーのような有機溶剤を使用していません。
したがって、有機溶剤のような刺激臭はなく、また保管の際は水分の蒸発に気をつけることができれば保存しやすいです。
一方で、「水性であるために雨風に対する摩耗性が低い」「艶落ちが早い」「鉄のように塗布できない素材がある」「気温が低い場合は乾燥に時間がかかる」といった特徴もあります。
□油性塗料の特徴
油性塗料は、塗料の素を水ではなく有機溶剤に溶かしているものです。
そのため、塗布した部分が金属であれば錆にくく、気化しやすいので乾燥が早い特徴があります。
また水性塗料と異なり、顔料や樹脂といった成分が液中に溶けて薄まらない状態で結合しています。
それにより、油性塗料は耐久性に優れており、さらには発色が良いです。
そして、壁面と塗料の密着性に優れています。
一方で、油性塗料は有機溶剤を使用するため、刺激臭が発生します。
それに加えて、水ではなく有機溶剤を使用するためコストが高くなります。
□どちらを選ぶべきか
これまでは、油性塗料の方が水性塗料よりも強固であるとされてきました。
しかしながら、今日では油性塗料と同等の強度や性質をもつ水性塗料も開発されてきています。
したがって、どちらが良いのかを考えるよりも、特徴を考慮してどの部分にどちらの塗料の使用が適しているのかを考えることが大切です。
□まとめ
今回は、水性塗料と油性塗料の特徴についてお話ししてきました。
水性塗料の特徴は、
その1：塗料の伸びがよく、汚れ等の後始末が容易
その2：水使用のため刺激臭がなく、塗料の保管がしやすい
その3：耐摩耗性と耐久性が低く、素材との相性や乾燥時間といった問題がある
です。
そして、油性塗料の特徴は、
その1：有機溶剤を使用するので錆に強く乾燥が早い
その2：耐久性に富み、発色が良い
その3：有機溶剤による刺激臭がありコストが高い
です。
当社では、お客様のご要望に応じた最適な塗料を使用して塗装を行っております。
長野県で外壁塗装をお考えの方は、ぜひ当社へご相談ください！