2020/07/09
外壁を塗装する際に使う塗料には大きく分けて、水性塗料と油性塗料の2種類があります。
水にぬれてはいけないイメージの強い水性塗料は油性塗料に比べて使いどころが限られてくるように思えるかもしれません。
今回はこの2種類についてそれぞれの特徴を解説します。
□水性塗料と油性塗料を比較しよう
そもそも塗料というものは原料に顔料や合成樹脂、添加物などを使い作られるものですが、このままの状態では固形ですので使えません。
塗料として使用するためにこれらの固形を液体の希釈剤で溶かします。
この希釈剤に水性と油性の違いがあらわれます。
水性塗料には水、油性塗料にはシンナーなどが使用されます。
それでは、それぞれどのようなメリットとデメリットがあるのでしょう。
水性塗料の最も大きな魅力はシンナーのような強烈なにおいがない点です。
そのため、塗装中に匂いが原因で気分が悪くなるなどのトラブルが発生しにくいです。
大気汚染の一因ともいわれるVOCの排出量も少ないため環境にも優しいです。
さらにはシンナーによる引火の危険性が低く家事が起こる心配もいりません。
ただし、水性塗料は低温では乾燥しにくいので、気温が低い時期だと工期が長引いてしまうかもしれません。
水性塗料を使いたいのであれば、時期を確認して、なるべく暖かい日に施工できるようにしましょう。
次に油性塗料は耐久性が高いことがメリットです。
安定した耐久性が持ち味で、塗装する素材を選びません。
環境に左右されにくいことも魅力の1つです。
逆にシンナーのにおいや引火のリスクを抱える点が油性塗料のデメリットです。
施工する前に近隣住宅への配慮を忘れないようにしたいですね。
最近では弱いシンナーでも溶かせる弱要請の塗料も開発されていて、デメリットが解消されつつあります。
□水性と油性どっちが良いの?
上記のようにどちらの塗料にも強みや弱みがありますが、欠点を補うように改善されつつあります。
そのため、互いに大きな違いがなくなっています。
ただし、工期や耐久性など機能性を重視するのであれば油性塗料、環境や周りへの影響を心配するのであれば水性塗料を選ぶのが無難でしょう。
□まとめ
水性塗料と油性塗料の違いについて解説しました。
どちらの塗料も一長一短であるため状況に合わせて自分に合ったものを選ぶようにしましょう。
長野県にお住まいの外壁塗装を検討中の方で、水性塗料と油性塗料のどちらを使うか悩んでいる方は当社までお気軽にご連絡ください。